アマゾン店担当者です。
本格的に暑くなってきました。こんなに暑くなるとそもそも自転車に乗りたくねぇやという方もいらっしゃるでしょうが、わざわざこんな記事をご覧いただいている方はきっと異なるのでしょう。代替となる移動手段が無いんだという方もいらっしゃればそもそも自転車が好きだから四季を問わず乗りたいんだという方もいらっしゃるでしょうし、ある程度の距離なら自動車ではなく自転車で移動することによって少しでも環境に配慮しようという意識の高い思想の方など、この暑い季節でも自転車に乗る理由は様々です。
自転車での移動と言っても様々な用途があって、通勤・通学もあればお買い物もありますし、単純に遊びに行くというのもあるでしょう。用途にも依りますが、ケースによっては荷物を運ぶということもあるはずです。
ではどのように荷物を運ぶか。一般自転車のように前かごが付いている場合はダイレクトに前かごに荷物を入れても良いでしょうし、バッグに入れてカゴに入れておく形となります。お買い物とかにお使いなのであれば少し容量が足りなくなる場合もあるでしょうから、その場合はリアキャリアを取り付けて後ろかごを装着して容量を増やす・・・というのが一般的かと思います。
さて、折り畳み自転車ではどのような方法があるでしょうか?一般自転車と同じように前かごが付いているモデルであれば悩まなくて良いでしょうが、左様でない場合、その中の一つとしてバックパックなどを背負うという方法があります。しかしこれには弱点もあります。まさに今の季節に言えることですが、背中が蒸れて暑くなる。バックパックによってはベンチレーション機能を備えていて快適みたいなことを謳うモデルもありますが、それでも全く蒸れないわけではありません。そのような状況を回避する方法として、今回は弊社でも取り扱いのあるDAHONの折り畳み自転車で、かつDAHON純正のオプションパーツにフォーカスを当てていきたいと思います。この度ご紹介するのは前用のラックとなる「フロントラック」と、それを車体に取り付けるアダプターとなる「Valet Truss(バレットトラス)」となります。
まず大前提として、バレットトラスを取り付ける為の台座がヘッドチューブに備え付けられているか否かが重要となります。

台座はボルト止めのバッジで隠されていることがありますが、バッジを外せば3つのボルト穴が顔を覗かせます。バレットトラスはこの台座のあるフレームに取り付けすることのできるアイテムとなります。

因みにTERNにも似たような台座があります。こちらもバッジで隠されていることが多いのですが、TERNの台座は2つのボルト穴となっています。真ん中のボルト穴はありませんが、こちらにも取り付けは可能です(代理店にも確認済み)。但しTERNの台座の方がダホンの台座よりも少しネジ穴が浅く、DAHONフレーム用のオプションパーツとして発売されているバレットトラスに標準で付属しているボルトはTERNの台座に対して少し長いので、TERNの台座に合った少し短めのボルトを手配していただくか、もしくはワッシャーやスペーサーなどでボルトの有効なネジ部分長さを調節してあげる必要があります。

こちらがフロントラックを取り付ける為のアダプターとなるバレットトラスです。黄色の枠で囲った箇所がクイックカプラーという部品で、これをフロントラックに取り付けると、赤色のアームの部分に工具不要で簡単脱着できるようになります。今まであまり使い道が無いなと思って仕入れていませんでしたが、フロントラックやバスケットなど拡張アイテムが増えたこともあり仕入れることにしました。次回にでもご紹介しようと思っているTERNブランドでのフロントラックとなる「カンガラック」とそのアダプター「ラゲッジトラス2.0」は、ラゲッジトラス2,0がクリックフィックスという規格に対応していることもあり拡張性という意味ではラゲッジトラス2.0に軍配が上がりますが、アダプター自体の作りとしてはバレットトラスの方が優秀な面もあります。それはこのアームの根元部分。ラゲッジトラス2.0は台座部分とアームが溶接ですが、バレットトラスは一体物。アームには常に荷重と振動で負荷がかかっているので、溶接はいずれ破断する可能性がありますが、一体物であるバレットトラスはそのようなことが無いでしょう。これは本当に良い点です。


フロントラックをこのバレットトラスに対応させる為に、クイックカプラーをフロントラックに取り付けます。

取り付けてみました。ここで一つ問題が。クイックカプラーはボルト4本でフロントラックに取り付けるのですが、ボルトの先端が約2mmほど突き出してしまいます。一枚目の画像の赤色の丸で囲った箇所はネジ山が飛び出しているのがお分かりいただけると思います、。この突き出しが荷物を載せる反対側であれば良いのですが、構造上荷物を載せる側にボルトの余りが突き出てしまうのですね。


代理店へ問い合わせたところ、どうやらボルトの長さが18mmと20mmが混じっているらしく、更にはこれからは全て20mmの方になっていくとのこと。対応方法としては1mmのワッシャーを必要枚数追加することで突き出し部分を解消していくとのことでした。つまり各所に2枚ずつワッシャーを挟んでカプラーを取り付ける形となります。

2枚挟んだ状態とそうでない状態です。緑色の枠は裏側から2枚のワッシャーを挟んでおり、赤色はボルトのみで締めた結果なのですが、違いがお分かりいただけますでしょうか?ネジの切られた箇所が2mm出てると結構ひっかかりますので、20mm長さのボルトが付属しているフロントラックを入手された方はワッシャーで2mm埋めて下さい。弊社在庫分は全て20mm長さのボルトだったので、全てのバレットトラスに1mmスペーサーを8枚ずつお付けします。他販売店様でお買い上げいただいた方は、販売店に言えば手配していただけるはずです。


バレットトラスを車体に取り付けてみます。クイックカプラーの取り付けは3mmの六角レンチ、バレットトラスをフレームの台座に取り付ける際のボルトには4mmの六角レンチを使用します。スペースが狭く取り付けやすいとは言えませんので、お取り付けの際にはボルトが斜めにならないようくれぐれもご注意下さい。



ラックを装着してみました。ラックの取り外しは赤いツマミを引っ張りラックを上に引き上げれば容易に行えます。装着は上からはめ込むだけ。取り付けた時の節度感はなかなか良い感じです。フロントラックにはゴムバンドが付属しておりますので、荷物を載せて付属のバンドもしくは何かお使いいただきやすいバンドで縛っていただければ、バックパックを背負うことなく荷物を運ぶことが出来ます。

一般的な自転車の前かごは前輪からカゴ足という支えを必要とするのでハンドルの操舵と同じ動きをしますが、こちらはヘッドチューブに固定されているので前輪と同じ動きをしません。一般的な自転車に慣れていると少し違和感を覚えるかもしれませんが慣れればどうってことありませんし、ハンドルの動きで荷物が振り回されることがないわけですから、慣れればこちらの方が安定するような気もします。
この組み合わせ、バレットトラスは耐荷重9kgですが、フロントラックは7kgなので、積載の上限値はフロントラック側に合わせて下さい。
DAHON バレットトラスとフロントラックのセットは現在ジテンシャデポ楽天店とツール・ド・ジテンシャYAHOO店で販売中です。
DAHON(ダホン) Valet Truss(バレットトラス) + Front Rack(フロントラック) 楽天市場店
DAHON(ダホン) Valet Truss(バレットトラス) + Front Rack(フロントラック) YAHOO店
バックパックを背負わなくて良くなったとしても季節柄暑いことには変わりありません。皆様、くれぐれも熱中症にはお気をつけいただきつつ、自転車にお乗り下さい。

















