こんにちは名東店です。
昨年末の犬山サイクリングですっかり自転車旅の楽しさに目覚めてしまいまして、今回はちょっと遠くまで走ってみました。しかもなんと真冬のテント泊にも初挑戦です。
目的地は三重県いなべ市にある『青川峡キャンピングパーク』です。こちらのキャンプ場を選んだ理由は、
1.キャンプ用品など荷物をたくさん積んでの走行に不慣れなので片道50km程度の走行距離にしたかった
2.冬キャンプ完全初心者なので、いざという時に逃げ込める設備の整ったキャンプ場にしたかった
3.ハイシーズンは予約が取れないほどの人気キャンプ場で単純に僕が行ってみたかった
こんな感じですね、昔キャンプをしている人のブログを読み漁っていた時期に脳内で作成していた「いつか絶対行くキャンプ場」の上位にランクしていたキャンプ場です。当時奥さんに子供がまだ小さいからテント泊は無理と言われ、子供が大きくなってからは虫が出るからキャンプとか無理と娘に言われて2度あきらめた思い入れのあるキャンプ場です、、、まさかこんな形で訪れることになるとは。
さっそくグーグルマップで目的地を調べます。直線距離で約54km、徒歩で11.5時間、チャリだとたぶん1/3くらいの時間で着くだろうから約4時間。楽勝だなこりゃ。こんな調子で目的地が決まります。ちなみにチャリだと1/3というのは何の根拠もありません。てきとうです。BMXライダーの思考回路はだいたいこんなもんです。
天気予報とにらめっこをしながら慎重に決行日を決め、いよいよ出発の朝を迎えます。朝の時点でいなべ市の天気予報は曇りのち晴れ、降水確率20%だったと記憶しています。
愛車のROCKY MOUNTAIN(ロッキーマウンテン)のグラベルロードSOLO30に荷物を縛り付けるバイクパッキングスタイル。フロントフォークにシュラフとテント、ダウンチューブにヘリノックスのチェア、シートバックにマットとランタン、焚火ヤッケ、その上にテーブルを載せています。パッキングした時点でかなりの達成感が味わえます。その他、ナイフ、バーナー、焚火台、調味料、クッカー、モバイルバッテリー、工具、着替えなどはすべてバックパックに詰め込んで背負いました。(こいつが後半僕を苦しめます)
10:00ごろ店を出発して、途中の公園でイシダ君と合流します。
KONA ROVE STに前後キャリア、なんか小洒落たバッグを付けてます。イシダ君は背中が蒸れるのを嫌い荷物のほとんどをキャリアに積んでいました。
そうそう今回のメンバーも前回の犬山と同じ名東店スタッフ、イシダ、キタザワ、アオキの3人旅になります。ただキタザワ君は大学の授業が終わる昼過ぎに一人名古屋を出発しキャンプ場を目指します。本当は3人揃ってから午後出発する予定でしたが、自分の走力に全く自信が持てなかったので2人で先に出発することにしました。まあキタザワ君は真夏に名古屋から実家がある長野県安曇野までママチャリで帰るようなちょっとアレなやつなので、たぶん問題ないでしょう。
公園を出発して市内を西へ、まずはジテンシャデポ高岳店を目指します。空から白いものがヒラヒラ落ちてきますが何なんでしょうかね?ほこりかな?
最近パパになったばかりの高岳店店長にひとしきり自分たちの雄姿を見せびらかし、なぜか名東店でも販売しているチューブを購入して店を後にします。
桜通りの自転車レーンを名駅方面に走ります。
このあたりでようやくヒラヒラ落ちてくるものが雪だと気付きます。(ウソです)スマホを見ると名古屋で初雪がどうたらこうたら…
蟹江町から愛西市を走り木曽三川を越えていなべ市へ。橋の向こう側、目的地方面に真っ黒な雨雲が見えますが、午後にかけて天気は回復する予報なので大丈夫、大丈夫。
大丈夫、大丈夫。
だいじょうぶ...
イシダ君の爽やかな笑顔とのコントラストが絶妙ですね。途中何度もGoogle先生にもてあそばれ、予定より大幅に遅れ15:04キャンプ場に到着です。え?天気ですか??晴れてるようにみえます??なんと言ったらいいのか、ザーとサーの間くらいの雨です。。
管理棟で受付を済ませ、しばらく呆然と外を眺めていましたが一向に雨が収まる気配もないので、ずぶ濡れのまま設営開始。とりあえず荷物を自転車から降ろさないと買い出しにも行けません。テントに荷物を放り込み急いで夕飯の買い出しに向かいます。最寄りのスーパーオオクワいなべ店まで約6km、まあまあ距離ありますね。。出かける前に一人でこちらに向かっているはずのキタザワ君にメールをします。キャンプ場まで3kmのところまで来ているみたいですが、雨がひどいので雨宿りしているようです。
17:30買い出しをすませキャンプ場に戻るとキタザワ君もテントを張っているところでした。ようやく名東店グラベルロード部全員集合です。
日が落ちて気温が下がると生死にかかわるので急いで火をおこします。楽しいアウトドアに来たはずが、いつの間にかサバイバル訓練みたいになってきました。
今回のために僕が用意したA4サイズに折りたためて重量僅か398gの人気焚火台ピコグリル(定価13,100円)とイシダ君がアマゾンで5,000円で買ったピコグリルっぽいもの2台並べて焚火をします。これ今回ほぼ同じような使い方をしましたが、使用感、耐久性は全く変わりませんでした。撤収する頃にはどっちが自分のピコグリルかわからなくなる始末。
雨から変わったみぞれの中で肉を焼いたりチタンマグを焼いたり。
焚火を囲みいろんなことを話したと思うのですが、ホームレスの人って冬大変だよね~って話くらいしか覚えていません。
翌朝、昨日の天気がウソのような快晴です。
さすが超人気オートキャンプ場。施設はどこもピカピカです。
僕たちが泊まったのはこちらのライダーズサイト。バリューシーズン価格一泊500円+施設使用料1,000円の合計1,500円でした。そのほかにオープンサイト、プライベートサイト、水辺サイト、コテージやキャビンなどもあります。驚いたことにキャンプサイトは9割がたガチキャンパーさんで埋まってました。今回は天気にやられちゃいましたが、また機会があれば訪れてみたい素敵なキャンプ場です。
帰りはお尻と膝の痛みと戦っていたので写真はほとんどありません。家に帰って背負っていたバッグを量ってみたら7㎏弱ありました。さすがにこの重量を背負ってペダリングするとシートとの摩擦で痛みが出ました。それを庇って走っていたら、今度は膝にも痛みがという悪循環に。リアにキャリアを付けるか、ハンドルバーの前にバッグを付けるか、レーパン履くか、次回への改善点ですね。
帰宅直後は疲労困憊でもうしばらく自転車はいいや~と思っていましたが、こうやって振り返っていると、なんだかまたムクムクとチャリキャン熱が上がってきますね。こうやって思い出は美化され、自転車乗りは懲りずにまた旅に出るのでしょうか?
それにしても知らない人が見たらまさか自転車店のスタッフが書いてるとは思えない、親しみやすい記事になってますね。(笑)まあ普段ほぼBMXしか乗ってないですし、自転車をいじるのはプロですが乗る方はプロというわけではありませんのでその辺は大目に見てもらいましょう。
今回のキャンプツーリングで使用したサイクルグッズやキャンプ用品の紹介もまた機会があればやりたいと思います。(たぶん)
自転車にテントを積んでキャンプツーリングなんてハードル高いかな~とか思ってましたが、道具さえ揃えてしまえばあとは案外何とでもなります。興味はある方はぜひ挑戦してみてください。
興味はあるけど何から始めたら良いかわからないやって方はジテンシャデポ名東店までお気軽にどうぞ。今なら新鮮な情報をご提供できると思いますよ!
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