クランクブラザーズの新作フロアポンプ「KLIC(クリック)」とサーファスポンプ(FP-200とFP-200SE ロングストローク)の簡易比較

アマゾン店担当者です。

ライトウェイプロダクツさんの展示会で見かけたcrankbrothers(クランクブラザーズ)のKLIC FLOOR(クリック フロア)シリーズのポンプ。デジタルエアゲージとアナログエアゲージ、チューブレスタイヤのビード上げに便利なエアタンクを搭載しているものとそうでないものの全4種類。

クリック フロアポンプ デジタルゲージ キャニスター
クリック フロアポンプ アナログゲージ キャニスター
クリック フロアポンプ デジタルゲージ
クリック フロアポンプ アナログゲージ


これはフロアポンプ アナログゲージ キャニスターですが、キャニスターを取り外しているのでキャニスター無しと同じ状態です。デジタルとアナログの違いは空気圧計がデジタル表記かアナログ表記かの違いで、デジタルであれば空気圧が数字で表記されます。


ハンドル部分。木のハンドルも良いですが、こういうのも良いと思いませんか。


ピストンの中にホースが内蔵されています。


空気圧計と一帯になっているホースはマグネットでシリンダーにセットするようになっております。これのことを「マグネティックヘッド」と呼ぶのだろうか。というのも、マグネットを用いた機能で代理店のページには記載されていないものがもう一つあるんです。


バルブは仏式と米式に対応。ヘッドを入れ替えて対応します。バーズマンのスナップイットににているなと思いましたが、ねじ込むタイプですね。


やはり展示会での記憶は正しかった。このポンプ、ホースをピストンに内蔵している時はピストンが伸びにくい細工が施されています。


勢いよく逆さにしたり振ったりすると流石に耐えられませんが、ゆっくり逆さにした程度ではピストンが伸びません。

 
シリカのスーパーピスタ アルティメイトフロアポンプみたいにポンプヘッドに磁性を持たせているのかなと思いましたが違うようです。因みにスーパーピスタ アルティメイトはポンプヘッドに磁性のあるステンレスだったはず。


クリップがくっつくことから分かるようにどうやらシリンダーの底部にマグネットを仕込んでいるみたいで、ピストンにホースを内蔵した時にポンプヘッドとマグネットがくっつくことによってピストンの動きを抑制しているようです。このことを「マグネティックヘッド」というのだろうか、多分違うんだろうな。何気なくハンドルだけを持ってしまった時にびよーんと伸びないようにしていると思われるこのギミック、少し磁力は弱いかなと感じたものの強くしすぎるとベース台底面に金属ゴミが付着するでしょうし、敢えてこのくらいにしているのでしょう。ベース台底面にも滑り止めがついていたりと、ちょっとしたことかもしれませんが作り手の思いが現れているようで嬉しい。空気入れとしてはかなり高額な部類となりますし、別に高い空気入れだから良い空気が入るってわけでは無いんですが、不足した空気と共に所有欲も満たしてくれるのではないでしょうか。


空気入れついでにサーファスのフロアポンプも一緒に撮影してみました。FP-200FP-200SE ロングストロークです。赤色がFP-200、黒色がFP-200SE ロングストローク。

FP-200は言わずもがな定番化しているといっても過言ではない空気圧計付きフロアポンプ、FP-200SE ロングストロークはそのFP-200SE(スペシャルエディションの略でしょう)のロングストローク版。FP-200SE ロングストロークのことを代理店では「serfasポンプの新定番!」なんて紹介しているもんですから、少し仕入れてみました。
「ロングストローク」その名の通りFP-200と並べると少し長いことが明らかです。その他の違いを簡単にご紹介致します。


空気圧計。FP-200SEロングストロークの方が上に位置していることもありますが、それを差し引いてもFP-200SEの方が大きくて見やすいです。


ハンドル部分。FP-200はやや丸みを帯びた形状、FP-200SEは少し平べったい形状で、とあるグリップにとてもよく似ている。


並べてみました。


ベース台。FP-200SEには滑り止めが施してあります。


口金部分。どちらのモデルも仏式、米式対応。シンプルバルブで切り替えやパッキンの入れ替えをする必要なく仏式・米式に対応、この手軽さがこのポンプの人気を支えている一つでしょう。英式バルブ用にトンボ口金も付属しているので、英・米・仏全て対応します。
FP-200SEには持ち運び時にピストンが動かないようシリンダーに留めるハンドルロックが付いていますので、


ハンドルロックをかけておくとびよーんとなりません。前述のクランクブラザーズ「クリック」ではこのギミックをマグネットで実現しているわけです。


ヘッド部分。黒色のレバーがFP-200、銀色のレバーがFP-200SE。FP-200SEの方が少し長いですが、FP-200でも取り立てて不足は感じません。


付属しているアタッチメント類は概ね同じ。敢えて「概ね」と書いたのは、英式用の口金が異なるからです。
いずれのポンプにも英式用口金は付属していますが、ヘッドに取り付ける際の接続箇所が異なります。


左側がFP-200SE、右側がFP-200。口金をバルブに取り付けるにあたり要するクリアランスに随分と差があります。一般的な自転車であればどちらも全く問題ありませんが、お子様用の自転車でキャストホイールであったりサイズの小さい一輪車などでは口金を入れ込む隙間が狭いことがあり、その場合はFP-200ではちょっと辛いでしょう。以前「パナレーサー ミニフロアポンプ ゲージ付き。BMP-N21AGF-Sのご紹介」の記事で書いたこともあるこの僅かな差ではありますが、スペシャルエディションにはこういった違いも敢えて付加価値的につけているのでしょうか。
FP-200のストローク量でも十分なストローク量はあると感じるところですが、空気圧計の見やすさやハンドルの形状、ハンドルロック、滑り止めといった確かな差はあります。迷われている方にとって参考になれば幸いです。

これらのポンプは勿論実店舗各店でもお取り寄せは可能です。気になる方はお気軽にお立ち寄りご用命下さい。

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